横浜市会では2024年第二回定例会が開催されています。
今回の補正予算案で、妊婦健診の公費負担額の拡充と、学校でのいじめ再発防止対策として、市立学校へのスクールカウンセラー(SC)の配置の充実、不登校児童生徒支援の校内ハートフル事業の全校実施が示されました。今回の拡充は、これまで市民と日本共産党が求めてきたものでもあり、市政が一歩前進したと考えます。
妊婦健診の拡充
内容:現状の助成額82,700円と合わせて、妊婦一人当たり50,000円を追加助成する。(計132,700円)
実施方法:申請に基づき、追加助成額を支給。指定口座に振り込み。
実施対象:①2024年4月1日以降に妊婦健診を一回以上受診した方で、①の受診日から支給申請日まで横浜市内に住民登録がある方。
実施時期:2024年10月から申請受付
補正予算:16億8,600万円
→今回の拡充で、全国20政令市でトップの助成(公費負担)となります。
スクールカウンセラー※(SC)の配置の充実
内容:市立中学校、高校、特別支援学校におけるSCの配置を充実させます。
中学校・高校:週1回→週2回
特別支援学校:週1回→週2回(高等特別支援学校等3校)未配置だった9校に新たに週一回の配置へ。
実施時期:2024年9月~
補正予算:1億6,600万円
※公認心理師等の資格をもつこころの専門家。
不登校児童生徒支援事業(校内ハートフル※)の全校実施
内容:80校で実施している校内ハートフルを146校の全中学校で実施する。
実施時期:2024年9月~
補正予算:1億8,100円
※不登校傾向にある生徒を対象に学校内で通常教室とは別の居場所を作り、支援員を配置し、一人ひとりの状況にあった支援を実施する。
5月23日の議案関連質問で、拡充事業を評価しつつ、課題点の指摘と更なる拡充を求めていきます。ぜひご注目ください。
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横浜開港祭にまた自衛隊艦船
今年で43回目となる横浜開港祭が6月1日(土)と6月2日(日)の2日間にかけて開催されます。近年、海上自衛隊の護衛艦の一般公開が続いています。今年も自衛隊の護衛艦の一般公開が行われると公式HPに公表がありました。
市民が祝う日にふさわしいものなのか
岸田自公政権が押し進める戦争できる国づくりに対して、危機感と不安が広がっている中、自衛隊の艦船の公開を市民の祝いの日にたることがふさわしいものなのか大変疑問です。
全市民が心から開港をお祝いできる祭となるよう、開港祭実行委員会ならびに港の使用許可を出している横浜市に対して、自衛隊艦船の展示・入港・公開を中止するよう引き続き呼びかけていきます。
写真:2023年に一般公開さえた重武装の護衛艦「あぶくま」(出典:海上自衛隊ホームページ)
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