日本共産党横浜市議団(9人)は、7月25日、生活保護利用者等にエアコンの設置を認めるよう林文子市長あてに緊急申し入れしました。
「経験したことのない暑さ」市内で961人搬送される
この夏、気象庁は連日の猛暑を受けて異例の会見を開き、「40度前後の暑さはこれまで経験したことのない、命に危険があるような暑さ」「1つの災害と認識している」と伝えています。
本市消防局発表では、7月1日~30日までに、昨年比の倍以上の854人の方が熱中症で救急搬送されています。
市ホームページでエアコン使用を呼びかけ
市ホームページでは、7月19日付で「熱中症に注意しましょう」と題して市民啓発の記事が掲載されています。その中で、「水分・塩分の補給」「服装への注意」などと一緒に「部屋の温度調節 ~部屋の温度は28度を目安にしましょう」「扇風機やエアコンを使いましょう ⇒気温や湿度の高い日には、無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使いましょう」と呼びかけています。
新規生活保護者利用者に設置を認める国の通知出される
今年6月末、国の新しい通知が出され、新規に生活保護申請される方から一定の条件付きでエアコンが生活必需品である家具什器(じゅうき)費として認められるようになりました。
しかし従来の生活保護利用者のエアコン設置は認めていません。
住民税非課税の高齢者世帯にもエアコン設置補助を
●すべての生活保護利用者のエアコン設置を認めるよう国に求めると同時に、市独自に緊急事業として行うこと
●65歳以上の生活保護利用者に準ずる住民税非課税世帯にエアコン購入・設置費の補助を行うこと
●県に対して県社協の「生活資金貸付金」を生活保護利用者がエアコン設置をする際での貸し付けがスムーズに進むように求めること等7つの緊急対策を実施するよう申し入れました。
齋藤勝敏副局長が対応しました。
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