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9月29日、横浜市会では決算特別委員会の総合審査が行われ、日本共産党からは古谷やすひこ議員が登壇しました。保育士の配置基準の改善、生活保護上での大学進学問題、不登校問題、建設現場の週休二日制の普及、豊岡小学校複合化問題について、山中竹春市長らに質問しました。
いよいよ保育士の配置基準の改善を
古谷議員は、保育士の配置基準の改善について、国の基準が70年以上変わらない中、保育の現場の疲弊は続いている。国へ改善の要望をする際、今の配置基準問題について、市長はどのような認識でいるのか。市も今の基準になって40年以上たっていることから改善が必要ではないかと質問しました。
山中市長は、本市ではこれまでも国基準に上乗せした手厚い配置基準を設けてきた。今回国が改善し、市の基準に追いついてきたものと認識をしている。本市として保育士の休暇の取得、研修の参加、障害児・医療的ケア児の受け入れなどのために、市で求める基準以上に保育士を配置している場合は、本市独自に保育士の雇用費の助成を行っている。今後も支援の拡充に努めると応えました。
不登校の対策を学校や担任任せにしないで
また、古谷議員は不登校の対策については、学校や担任任せにせず、スクールカウンセラーの配置拡大や個別の教育支援計画を一人一人にしっかり作成するなどの具体的な対策を打つよう求めました。
鯉渕教育長は、スクールカウンセラーについては、相談件数が年々増えていることなどの課題を踏まえて、引き続き支援の充実に努めると述べました。
不登校児童生徒の支援については、どのように支援するかを学校が保護者及び本人と共通理解を図ることが重要だと述べ、個別の教育支援計画の作成についても徹底していくと答弁しました。