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大型開発優先を改め公約実現にむけた財源捻出を
…宇佐美議員が討論
6月7日、横浜市会では、今定例会に上程された市長提出議案の採決が行われました。採決に先立ち、宇佐美さやか議員(神奈川区)が登壇。「横浜BUNTAI」(旧横浜文化体育館)の利用料金について反対し、「財政ビジョン」の策定、「横浜市営交通審議会」の設置については賛成する討論を行いました。
また、消費税インボイス制度の実施延期を求める請願の採択を主張しました。採決の結果、25議案全てが賛成多数で可決され、請願は立憲民主党も採択に賛成しましたが、自民党・公明党などが反対し、不採択となりました。
「横浜BUNTAI」(旧横浜文化体育館)の利用料金について反対討論
宇佐美議員は、新たに整備される横浜BUNTAIについて、市民利用施設であるにも関わらず、市民利用料金設定の仕方が旧文体の利用料金ではなく、興行利用を基準としておりその結果、土日祝日1日貸し切り料金は旧文体の7万7800円の約4倍の28万6千円にも跳ね上がることは、市民が利用しやすい料金とは言えないと指摘。
また、市民が利用できる土日祝日は年30日となっており、これでは興行中心で市民利用が制限されかねないと批判し議案に反対する理由を述べました。
財政ビジョンの策定について賛成討論
財政ビジョンの策定では、財政ビジョンによって本市が他都市に比べ一人あたりの社会保障費は低く、大型公共事業などの投資的経費が高いことが明らかになったと指摘。議案に賛成はするが、検証結果を踏まえて、大型開発優先の政策を改め、中学校給食の全員実施、「3つのゼロ」実現の財源を捻出するよう求めました。
締め切り迫る!6月30日まで
山下ふ頭47㌶再開発への市民意見
昨年の8月、山中竹春市長の誕生によって、横浜へのIRカジノ誘致にピリオドが打たれ、IRカジノの予定地にされていた山下ふ頭の再開発について、市民からのアンケート形式での意見募集が行われています。5月末で2750余りの意見が届いています。ぜひ市民意見を寄せてください
アンケート大項目(スマホ版アンケート画面より)
〇山下ふ頭の再開発後にふさわしいイメージ
〇どんな機能を導入すると良いか
〇再開発に取り入れる視点
「市民意見に応じて見直し検討する」
リーフレットを見ると、大型開発がメインとなっている「都心臨海部マスタープラン」などが規定計画として大きく示されています。これでは、市民意見はわきに置かれてしまうと、党市議団は見直しを求めてきました。港湾局長は、「マスタープランを基本に考えていくが、市民の皆様から様々な意見をいただいた上で、必要に応じて計画の見直しなども検討していきたい」と答弁しました。ますます市民意見が重要です。