横浜市会では山中竹春新市長のもとで初めてとなる市議会(第3回定例会)が開催されました。今議会は、山中竹春新市長が召集された最初の議会です。期間は9月10日から10月22日まで。前半は、市長並びに議員が提出する議案が審議され、後半は決算特別委員会での決算審査となります。
初日となる10日、議案関連質問が行われ、日本共産党横浜市議団からは私、白井まさ子が登壇しました。
私は、はじめに、市長が所信表明で表明したカジノIR誘致撤回宣言について、「市民の熱い期待に応えた迅速な態度表明に、市民とともに心より敬意を表す」と述べ、山中市長誕生に向け支援した日本共産党市議団は、市長の表明されたコロナ対策、3つのゼロとしての敬老パス自己負担ゼロ、子どもの医療費ゼロ、出産費用ゼロなど施策の実現に向け、市民の皆さんの期待に添えるよう建設的な政策論議に努める決意を述べました。
その上で、今議会に提出されているコロナ対策補正予算について次の質問を行いました。〇7月30日以降開かれていない市のコロナ対策本部会議を直ちに開くこと〇自宅療養中の患者をサポートする仕組みのさらなる改善〇ワクチン接種の加速化〇市内飲食店消費促進事業について、等です。
山中市長は、「新型コロナウイルス対策は最優先事項として市民の皆様に寄り添い命と暮らしを守っていきます。」と決意を述べ、本日、対策本部会議を開催すると回答。必要な療養支援を行い、横浜市の対策が市民の皆様に伝わるよう、様々な場面を通じて積極的に発信していきたいと述べ、また、市内飲食店消費促進事業につては「緊急事態宣言または、まん延防止等重点措置が発出されている場合は、デリバリーと感染防止対策を講じたテイクアウトの利用などに限って実施し、店内飲食については緊急事態宣言等が解除された場合に実施する予定です。」と答えました。
質問と答弁の全文はこちらです。
最後に今回、前市長が策定した議案を新市長が提出されたものであり、提案者として決裁しているが、山中市長の意向が反映した議案を策定するにはあまりにも時間が短い。この議会日程の設定は問題であり、改善を図る必要があることを指摘して、質問を終えました。