12月17日、2020年第4回横浜市会定例会の最終日、第四次コロナ対策補正予算案や水道料金の値上げ、中学校給食費などの議案が可決成立。
採決に先立ち日本共産党から宇佐美さやか議員(神奈川区選出)が討論に立ち、水道料金の値上げ、横浜版GoToなどの議案に反対し、カジノ誘致反対、教育予算の拡充、子育て支援の拡充など求める7件の請願の採択を求めました。
カジノ誘致反対の請願の採択を!
情報を市民に隠すな
そもそも横浜市が進めようとしているIRカジノ誘致については、市長は市民に丁寧に説明すると繰り返し言っていますが、実際はどうでしょうか。12/4にひらかれたIRカジノを審議する常任委員会(都市整備局)の事前説明は、A4、1枚の紙が出されただけ。一方で、県知事や横浜商工会議所会頭などが出席した「横浜イノベーションIR協議会」では実施方針、募集要項などが非公開で審議されてます。党市議団は、「なぜ市会議員にすら知らせないのか」と、協議会で外部メンバーに示した資料を公開するよう繰り返し求めました。それでやっと、4日の常任委員会の前日夕方になって100頁を超える実施方針案などの資料が示されました。翌日の常任委員会では、当初一日で議論を打ち切る流れが示されていましたが、こんな重大なことを1日だけで議論するのは不十分すぎると抗議し、14日にも委員会が開催されました。
しかし、そこで明らかにされたことは、事業者選定は、選定基準を市民・議会に知らせないまま事業者募集に入るということ。さらに誘致のための莫大なインフラ整備の横浜市負担分も明らかにしない、スケジュールも不透明、しかも、全て議決を得ない「報告」という形で粛々と進めるというやり方です。
宇佐美議員は、「こんな進め方を絶対に許すわけにはいきません」と述べ、IRカジノの是非は市民に決めさせてほしいと法定数3倍超の約20万筆が集まったカジノ住民投票署名を重く受け止め、カジノ反対請願の採択を呼びかけ、党市議団として横浜の住民自治と民主主義を守るために声をあげたみなさんとともに頑張り続ける決意を表明しました。
IRカジノ住民投票条例案審議の議会1月早々開催の予定!
日程は12月25日に開催される議会運営委員会で決定される予定です。
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