学校等に保管されていた放射能汚泥
福島原発事故由来の8000ベクレルを超える放射能汚染汚泥等が、学校や保育所に保管されていた問題で、保護者や市民から「一刻もはやく学校などから無くして」と声が上がっていました。党市議団も、汚染土壌を市が回収して、一元間管理することを求めてきました。(2015年1月30日市長へ申し入れ)
横浜市は、市民の声に押されて、鶴見区にある北部汚泥資源化センター敷地内に一時保管庫を建設し、学校などから移動させました。
4月12日、日本共産党横浜市会議員団(参加議員:古谷やすひこ、かわじ民夫、みわ智恵美)は、保管庫の現状を市民の皆さんとともに調査しました。
保管庫の建設費は3,200万円。耐震性も高く4.9mの津波が来ても安全との説明。今後、運搬などの費用負担を東京電力に求めていくとのことです。
移動させた放射能汚泥は、学校などの雨水利用施設の沈殿池から採取されたものと、空間線量が市の目安より高かった土壌(マイクロスポット)で、各施設が自主的に保管していたものです。
調査に参加した市民からは、指定廃棄物容器のラベルに自分の子どもが通う学校名を見つけ、ひとまず移動されたのが分かり「ほっとした」との声がありました。
また、市が行った空間線量再調査の際に、線量が市の目安を下回っていたとして、埋蔵処理されたものの安全確認と掘り起こし移動をしてほしいとの声も寄せられました。
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