ネットシンポジウム開催
小池晃 書記局長ら訴え
7月19日、「アベノカジノの終焉(しゅうえん)」と題して、日本共産党横浜市議団主催のインターネット上のシンポジウムを開催しました。あらき由美子市議(党市議団長)の司会のもと、共産党の小池晃書記局長、静岡大学の鳥畑与一教授が、古谷やすひこ市議(党市議団副団長)とともに、林文子市長が誘致を狙っているカジノを中核とする統合型リゾート(IR)について語り合いました。
すでに破たんしている…鳥畑氏
鳥畑氏は、巨大な人工物に24時間大勢の客を集めるカジノは典型的な「3密」のビジネスモデルで、すでに衰退期に入っている。コロナ禍により世界ではオンライン型カジノへの移行が加速している。投機的格付けのカジノ企業に30年~40年の横浜経済の成長を委ねることの危険性を指摘しました。
市民と力合わせ決着を…小池氏
小池氏は、カジノ推進の情報サイト「カジノIRジャパン」でさえ、6月のマカオのカジノ市場収益は97%減となり「カジノ市場は消失した」と報じたと紹介。「この斜陽産業を成長戦略とする安倍政権のやり方はブラックジョークだ。ポストコロナの社会でカジノは根底から成り立たなくなっている」と指摘。
小池氏は、政府の「骨太方針」からIRの記述が消えたことについて、「安倍政権はあきらめたわけではない。肝心なのは運動だ。横浜のたたかいと力を合わせ、国会の議論でも決着をつけたい」と表明しました。
住民投票の実現を…古谷市議
古谷市議は、地域紙による世論調査でも66%の市民が誘致に反対しているのに、林市長は無視し続けていると批判し、「カジノの是非を問う住民投票を成功させ、カジノを絶対に誘致させない」と訴えました。
‶ハマのドン″からもメッセージ
一般社団法人「横浜港ハーバーリゾート協会」の藤木幸夫会長から「港で博打(ばくち)はやっちゃあいけない。山下ふ頭に籠城する覚悟を持って抵抗する」という内容のメッセージが寄せられました。
記事元 しんぶん赤旗7/20号
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